HOME | 「環境info」についてサイトの目的環境調査レポートについて広告掲載について著作権についてお問い合わせサイトマップ

 

地域情報

環境info トップページ ≫ 地域情報 ≫ その名は「朝顔のカーテン・プロジェクト」【福岡】


その名は「朝顔のカーテン・プロジェクト」【福岡】

地域情報 ナビゲーター 廣瀬 仁(ひろせ ひとし) {プロフィール}

2007年12月20日

暑かった夏の記憶も薄れ涼しくなったと思ったのも束の間、気がつけば季節はもう冬。この冬は原油価格高騰の影響で、暖房費が暮らしに大きな負担を与えそう。そのためか、薪ストーブが例年になく人気だそうだ。
ところで、その忘れかけていた夏の猛暑を思い出すユニークな事例報告を見つけた。

■3500株のプランター
福岡市役所は今夏、温暖化防止につながるユニークな環境取り組みを行った。その名は『朝顔のカーテン・プロジェクト』。西日本新聞(11月7日付)などによると、同プロジェクトは、市庁舎の壁面や窓際をアサガオで緑化して直射日光による建物の気温上昇を防ぎ、冷房などのエネルギー使用量を削減しようというもの。都市部で問題となっている「ヒートアイランド現象」の緩和にもつながる取り組みである。

これは、一昨年にアーティストの日比野克彦さんらが提唱する「花植え運動」の一環でスタートしたプロジェクトだという。5月から約330万円かけて本庁舎や区役所など5カ所で約3500株のアサガオを栽培し、職員が水やりなどの世話を担当してきた。特に本庁舎では、2階から14階までプランターを設置するほどの徹底ぶり。その結果、真夏の庁舎をアサガオが見事に覆い、照りつける陽射しを遮ったそうだ。咲きほこる花々は、街にやすらぎを作り出し、景観の向上や身近な自然の大切さも気づかせてくれたという。

■カーテン・プロジェクト効果
同プロジェクト期間中のエネルギー使用量がこのほど発表された。同市によれば、アサガオのプランターがある部屋とない部屋とでは、室温に1.4〜2.7度の差が出ることが確認でき、エネルギー換算すると一日当たり321kWhの電気量と、156㎥の都市ガスを減らせる結果になった。削減額は663,000円に上り、約31トンのCO2排出量を削減できたことになる。これは一般の家庭13世帯が1年間に排出する量に相当するという。また、植物からの水分蒸発作用は空気中の熱を奪い取るため、都市部のヒートアイランド現象の緩和にもつながったようだ。

最近は学校や企業でも、ヘチマやゴーヤーなど「つる性植物」で建物を覆う緑化カーテンの取り組みが盛んに行われている。
「誰にでも出来るし、緑化カーテンって本当に涼しいんだよ」と、今年から庭先でヘチマの栽培をはじめた知人が話してくれた。

今回の福岡市による建物全体をアサガオにしようという取り組みは、夢があり、人々の心にやすらぎを与えてくれる。そして、アサガオというシンボリックな求心力が市民の環境意識をいっそう高めてくれるだろう。地球温暖化が深刻化する今、我々はもっともっと植物との共生を実践するべきなのだ。

よし、来夏は我が家でもプランター・カーテンに挑戦してみよう。

<参考>
◇西日本新聞(2007年11月7日・朝刊)
◇福岡市役所発表資料  
http://www.city.fukuoka.jp/cgi-bin/odb-get
◇温暖化防止ふくおか市民放送局
http://stop-ondanka.net/
http://stop-ondanka.kyushu-tv.net/program/3ch/program/3ch_149.html

 




スポンサーPR≫こちらに広告を掲載するには?

株式会社リンド

美しい、安全、簡単、安い「土壌固定材PX−300」は、舗装、斜面保護、粉塵飛散対策等の環境配慮を強くサポートします。

テクノファ

環境の視点で組織とその活動をみることのできる「環境プランナー」の資格につきましては、「テクノファ」まで。

エコシス・コンサルティング

環境配慮活動推進及びコンサルティングの視点醸成はエコシス環境プランナー資格講座で。




ページの先頭へもどる

環境経営(製造業)環境経営(流通・物流業)環境報告書/CSRリサイクル自然エネルギー
まちづくり地域情報LOHAS(ローハス)自然環境環境教育環境行政・統計NGO・NPO
HOME 「環境info」について サイトの目的 環境調査レポートについて広告掲載について著作権について お問い合わせサイトマップ