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地域の中で「食」を学ぶ【埼玉】

地域情報 ナビゲーター 廣瀬 仁(ひろせ ひとし) {プロフィール}

2008年07月24日

最近、「食育」という言葉をよく耳にする。食に関する知識や文化、健康維持やバランスのとれた食生活のための食べ方や作り方など、その意味する範囲は広い。背景には食料自給率の低さや食の安全・安心を脅かす種々の問題、食生活の乱れによる心身の発達や健康維持への悪影響などが挙げられる。特に子どもたちへの「食育」は重視されており、学校現場では給食や総合学習の時間で「食育」を行い、「食」を学ぶ動きが広がっているようだ。


■農作業体験を授業に

埼玉県はこのほど、県内全小中学校(1277校)を対象に農作業体験を授業に取り入れるための「学校ファーム(農園)」制度を発表した。

6月25日の埼玉新聞によると、同制度は学校周辺に農園を確保し、農家やボランティアの支援を受けながら、児童生徒に農作業を授業で体験するための施設で、種まきから収穫までの生育過程を観察し、農作業体験を通して自然や命の大切さを学ぶことが狙い。さらに収穫した農産物を給食で味わいながら、「食」について考えようという。

現在、県内で農作業体験を実施している学校は3割ほどで、7割近くの学校は未実施だ。実施校においても、生育過程をしっかり学んでいる学校はまだ少ないという。そこで県は2009年度から3年間で全校に「学校ファーム」を導入し、「食育」活動の推進に力を入れたいとしている。

だが農業体験を実施するためには、地域の協力体制や、都市部での農地の確保といった課題が多いのも事実。とりわけ農地の管理には、地元農家やPTA、さらに食育ボランティアなどとの連携が重要となってくる。県では地域の実情に応じた対応策や導入方法を盛り込んだマニュアルを今年度中に策定するという。


■地域の中で「食」を学ぶ

さいたま市で5年前から地域の子どもたちと「田植え」活動を続ける団体「子ども未来クラブ」の代表・清水勇人さんにお会いする機会があった。
「最初は長男が通う幼稚園の友だち数人と始めたのですが、年々参加者が増えてきて、今年は250人近い親子で田植えをしました。親として、子どもに田んぼと食卓がつながっていることを伝えたかった。「食」とは生きているものを食べることであり、生命そのものだ。そのことを理屈ではなく、“感じて”欲しかったのです」と目を輝かせていた。
 
田植えされた苗は今年も順調に育っているという。清水さんらは定期的に生育状況を確認しながら、秋の収穫を心待ちにしている。この活動に理解を示し、田んぼを提供してくれる地元農家の細沼さんは、「稲は生きている。だから人が思うように育たないものだぞ」とよく口にする。そう言いながら、子どもたちと一緒になって収穫まで面倒を見てくれる。米づくりは素人だけではできないからだ。こうした地域の人たちに支えられながら、「食」を学ぶ人たちは少しずつ増えている。

埼玉県の「学校ファーム」制度は、「食」を考え、体験するうえで絶好の場になるだろう。同時に、多くの手間や人手も必要となることから、地域ぐるみで子どもたちをどう育てるか、地域としての力が問われることになりそうだ。
  

<参考・出典>
◇埼玉新聞(2008年6月25日・朝刊)

 




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