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環境経営(流通・物流業)

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企業を強くする結果としての環境配慮

環境経営(流通・物流業) ナビゲーター 河野 容久 (こうの たかひさ) {プロフィール}

2007年10月29日

環境問題への取り組みにおいて、往々にしてこれまでの経済活動を否定する論調や抜本的変革を求める意見が見受けられます。道義的には将にその通りだと思うところもあるのですが、我々日本人は、これまでの経済活動で成功を収めたからこそ今の物質的豊かさを享受できているわけです。そして私どもが運営を行っているNGOアリーナ寄付サイト(http://www.ngo-arena.org/)においても、多くの方々より寄付を頂くことができ、途上国支援等ができるようになったのです(かつては日本も欧米等より支援を受けていました)。

それを考えると、環境問題への取り組みも、企業であろうと個人であろうと、これまでの経済活動を否定することなく、まずはこれまでの枠組みの中で、どうすれば今よりも少しでも環境及び世の中を良くできるのかと考え、行動すべきでしょう。そのほうが、いきなりあるべき論に行くことを求めるより気も楽であり、取り組み易く多くの人が始められるため、効果も大きいことを最近とみに感じています。

その意味では、企業においては、

  • 工程を減らすだけでエネルギーの使用等の環境負荷が減り、コスト削減につながる。
  • 事前計画を立てるだけで、時間効率が上がると共に、必要な資材の量が分かり、無駄なストックも無くなり、廃棄物も減る。そのため、コスト削減につながる。

というようなことで先ずは十分であり、このような取り組みも、結果としては立派な環境配慮活動です。また、本来的には、企業を強くするためには当たり前の取り組みでもあります。

但し、このような当たり前のことが、物流業界(メーカー系物流はまた少々異なってきますが)においては、まだまだ進んでおらず、一般的にメーカーと比べれば、改善の余地が大きいと見受けられます。
また、メーカーでも自社ではできていても、委託先の物流企業まではなかなか目が行き届いていないケースを多く見かけます。物流コストの削減のためには、値下げを要求するばかりでなく、物流企業のムリ・ムダ・ムラを現場で確認することが肝要です。そして、押し付けるのではなくいっしょになって改善を行い、その協働により達成されたコスト削減の果実を、双方で分け合う。そのことで、安くて高品質な商流・物流サービスを提供できるようになり、大事な商品をしっかりとお客様に届ける環境が整います。

物流業においても、このような環境配慮活動を環境報告書及びホームページ等ウェブに環境情報として掲載しているところは、安くて丁寧な物流サービスを求めるお客様に支持され、取引先拡大につながっています。今や、中堅・中小の企業ほど、自社の環境取り組みを簡易な環境報告書及びウェブでアピールしていくことで、取引拡大につなげていける時代です。是非、クライアント及び関係先に環境情報の提供を試みて下さい。

私自身、環境プランナー講座(http://www.kankyo-planning.org/top_in/p_gaiyou/p_gaiyou.html)及び大企業・中小企業を問わず環境・経営コンサルティングの場で常に話しているところですが、
ムリ・ムダ・ムラの排除・改善
  →コスト削減→利益向上
  →そのことを環境情報提供というコミュニケーションによりアピール
  →売上増加
  →更なるムリ・ムダ・ムラの排除・改善
といった環境配慮活動進展のサイクルを構築することが重要で、このことで企業は強くなり、結果として環境配慮活動を進展できます。

このことは、別の面から言えば、高い機械や技術を導入しなくとも、既存の仕組みの効率化で、当面の質の向上と業務効率化を図ることができ、企業は強くなれるということになります。宿を例にとれば、宿が大きな建物で優れた設備を備えていなければお客が来ないかと言えば、必ずしもそうという訳ではなく、宿は小さくとも気が利いていれば、女将を中心としたその気遣いの分だけ栄えているものです。逆に、規模だけ大きくても、気が利いていなかったり、効率が悪かったりする宿は淘汰されています。何事もそうですが、当たり前のことを当たり前のように行えることは、企業でも個人でもそう多くはありません。スポーツでも基本を疎かにせず、しっかりとチーム戦術が浸透しミスの少ないチームは、特別な技術を持った高額なスター選手がいなくとも、なかなか強いものです。

但し、いつまでも気遣いを中心とした既存の仕組みの改善だけではもの足りないのも事実のため、どこかの時点で既存の仕組みの改善によって得た利益を基にして、時代に応じた設備更新を怠らないことも必要です。しかし、ここで注意すべきは、設備更新にあたり、最新鋭の設備は取り入れないことです。その理由は、最新鋭のものほどまだ費用低減が働いていないため高いことに加え、バグなど、不良部分の改善がまだ完全ではなく安定性に欠けるためです。大企業なら話は別ですが、その地域では有数でもある程度の規模までの物流企業は、設備や技術で勝負するよりも、運用方法や技能で勝負したほうが、費用対効果も計りやすく、安定した収益が上げられます。

大きく儲けるためにリスクを拾うよりも、会社が長く存続することのほうが、お客様にとっても自社にとっても有益かと考えます。環境問題も、企業及び個人がもっともっとと物質的な豊かさや利益を追い続け過ぎることが大きな発生要因ともなっています。「足るを知る」ということを念頭に、潰れず長く存続する会社になることが大切です。そのためにも、既存の仕組みの効率化を図るため、ムリ・ムダ・ムラを排除・改善し、そのことが結果として世の環境問題の改善につながるよう企業を運営していきましょう。

人・物・金が無くとも、勝つための努力と諦めない改善があれば、負けない会社、勝てる会社になれます。逆に、人・物・金があっても、ムリ・ムダ・ムラが改善されず効率が悪ければ組織は滅びるということは、歴史から幾らでも学べることです。


・NGOアリーナ寄付サイト http://www.ngo-arena.org/
・日本が受けた欧米よりの支援 http://www.ngo-arena.org/purpose/purpose.html
・環境プランナーとは http://www.kankyo-planning.org/top_in/p_gaiyou/p_gaiyou.html
・環境プランナー講座 http://www.kankyo-planning.org/top_in/p_kouza/p_kouza3.htm

 




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