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環境経営(製造業)

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マテリアルフローコスト会計

環境経営(製造業) ナビゲーター 恒藤 克彦(つねふじ かつひこ) {プロフィール}

2006年08月24日

原油高に伴って燃料費や原材料費が高騰しています。その結果、省エネや省資源の環境取り組みが経費の削減に大きく寄与してきます。この省エネや省資源の取り組みを経費の削減効果のみだけではなく、製造原価の観点からも評価する手法がマテリアルフローコスト会計(Material Flow Cost Accounting :MFCA)です。環境配慮と経済性の両立を図る環境管理会計手法と言うこともできます。

製造原価は、材料費と労務費、経費で構成されます。さらに、材料費は〆猯組顱↓購入品費、3庵躄湛費に区分されます。労務費は製造に必要な工数に賃率(時間当たり労務費)を掛け算したものになります。経費は工場を運営するのにかかる費用で、製品の工数割合に応じて負担させるように、工数に配賦率(時間当たり経費)を掛け算して算出します。労務費と経費を足して、加工費とも言います。原価計算の基本式は、「材料費」+「加工・組立時間×その単価(賃率、配賦率など)」を効率(歩留まりなど)で割り引きます。

設計技術者が原価低減活動に取り組むと、直接原価の材料費と加工・組立時間の低減に目がいきます。加工・組立時間は、設計で指示した内容と方法で決まりますので、部品設計や製造工程の改善により実現できるからです。乾いた雑巾をさらに絞るような取組みをおこなっていきます。一方、経費の削減はなかなか進みません。経費は、工場全体の運営にかかる費用を製品の工数割合に応じて負担しているため、個々の製品の原価低減活動ではその効果が評価しにくいからです。しかし、工場の経費には電力・燃料などのエネルギーや水などの資源コスト、排気・排水・廃棄物の処理費など低減効果が大きく期待できるものがあります。MFCAではこれらの経費を個々の部品や工程別に製造コストとして見えるようにします。

素材から部品を加工するとき削りカスはどれくらい発生して、その廃棄物処理コストはいくらかかるのか。システムコスト(労務費、設備償却費、間接労務費など)やエネルギーコスト(電力費、燃料費)などを算出します。これらの諸費用が工程別に製造コストとして見えるようになると、他にも見えてくるものがあります。それは、工程の不良発生が単に歩留率の悪化にとどまらず他のむだを引き起こしていることなどです。不良の再生にエネルギーが3倍かかっていたり、お湯や水を5倍以上使用していたりします。そして廃棄処理費用もバカにならいことがわかってきます。

このようにそれぞれの工程の廃棄ロスやエネルギーロスがわかってくると、改善への作戦が見えてきます。素材の大きさを見直すことで、削りカスが少なくなります。また、削りカスを分別することで有価物になったりします。垂れ流しだったお湯や水も節約できる可能性があります。これはまさに製造現場取り組む環境取組になってきます。ISO14001の環境マネジメントシステムで「ゴミ・紙・電気」の次に取り組むものがないとお嘆きの諸氏がおられましたら、MFCAの取り組みを考えてみたらいかがでしょうか。環境配慮とコスト低減、まさに本業における環境取り組みとなります。


(財)社会生産性本部 MFCAサイト
http://www.j-management.com/mfca/

(株)日本能率協会コンサルティング MFCAサイト
http://www.jmac.co.jp/mfca/

 




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