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環境経営(製造業)

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ISO9001:2008年版改訂とISO14001

環境経営(製造業) ナビゲーター 恒藤 克彦(つねふじ かつひこ) {プロフィール}

2008年09月29日

 ISO9001規格が2008年10月ごろに改訂される予定です。ちなみに、現在のISO9001規格2000年版は2000年12月15日に発行されました。
この時は何がどのように改訂されるのかと、大騒ぎになり、研修機関がかなり潤ったという話を聞いていますが、今回はそんな混乱は起きないだろうといわれています。
 ISO9001:2008年版への改訂(追補)の目的は、

  ゝ格要求事項の明確化
  公式解釈を必要とするような曖昧さの除去
  ISO14001との整合性の向上

となっており、既に構築したQMS(品質マネジメントシステム)の運用に大きな影響はなく、再構築する必要もないとされています。 変更の対象は、

  〕便性が高く、影響度が低いものに限定
  ∧惘廖影響度の利用法が高いものは、次回(2015年予定)改訂時に対応

となっています。 次回の改訂は大幅な改訂が予定されているそうです。

 今回注目される改訂点では「製品」の概念が広げられたこと、また従来ISO9001規格を利用する目的は「組織の能力が顧客および法規制の要求事項を満たしていることを評価する」とされていましたが、これに「法令に定められた要求事項」が付け加えられました。 このため、例えば、今年の1月ごろ話題になった製紙業界の再生紙配合率偽装問題は、「製品」に対する要求事項のひとつに違反しているので、顧客要求事項のみならず法令に定められた要求事項も満たしていないことになり、重欠点となります。当然といえば当然です。これまでは当事者が構築(決定)した「仕組み」通りに運用されていることに審査の重点が置かれていたことを思うと、ISO9001規格の存在意義を高めるためにもよい方向への改訂だと思います。
 もうひとつ注目される点に「ISO14001:2004との両立性を強く配慮した」とのコメントがありますが、具体的にどのような配慮がされたのかよく分かりません。 中小企業では、ISO9001とISO14001の統合認証を取得するケースが多く見受けられますが、両規格の目的は異なっているので、 安易に統合化して認証費用の削減のみに目が行かないようにしたいものです。ISO9001では、2000年版改訂の時から、ISO14001との関連性を述べていますが、 本当に強く関連性があるのは、文書管理と内部監査の手法ではないでしょうか。
 ISO14001に基づくEMS(環境マネジメントシステム)では、 「仕組み」の構築を要求しており、「パフォーマンス(活動結果)」を直接問うていません。一方、ISO9001のQMSでは、「製品」に対する品質という 「パフォーマンス」が強く要求されているのであって、EMSのように「仕組み」の確認のみに終わってはなりません。

 中小企業では、ISO9001もISO14001も認証取得に大きな負担が掛かりますが、統合認証取得が業務改善に大きく役立ち、コスト削減につながる仕組みとなるためには、 もう一度両規格の要求事項を確実に満たした上で、両規格の目的を見極める必要があるように思います。

 




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