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エコアクション21「金太郎飴」事件

環境経営(製造業) ナビゲーター 恒藤 克彦(つねふじ かつひこ) {プロフィール}

2009年06月05日

 環境省が進めるエコアクション21認証・登録制度は、2004年10月の発足以来、順調に推移しており、認証・登録件数は、本年5月27日現在3,477事業者に達し、2009年度末には約5,000事業者になると予測されている。

 これまでエコアクション21は「ISO14001の簡易型」と表現されることもあり、そのように誤解されることもあったが、本来「環境への取組と情報公開を重視した、パフォーマンス向上のための効果的・効率的な環境マネジメントシステム」であり、「中小事業者にも取り組みやすい審査及び認証・登録の料金」ということもあって広がってきた。

 そんな矢先に、「金太郎飴」事件が発生した。事件の内容を(財)地球環境戦略研究機関 持続性センター エコアクション21中央事務局の報告書より紹介する。

 要約すると「2007年にエコアクション21の認証取得に取組んだ一部の自動車整備業において、関係商品の販売及び経営指導を行っていた大手企業が依頼したコンサルタントが、統一したフォーマットの様式・雛形を用いて、集合形式のコンサルティングを行った。 その結果、100以上の事業者が、共通した様式・雛形を使用し、環境活動レポート、環境方針、環境目標、環境行動計画、環境関連法規の取りまとめなどの文書、外部からの苦情などの受付、問題の是正処置や予防処置の結果、代表者による全体の取り組み状況の評価と見直しの結果などがまったく同じか、酷似していて、事業者個々の自主的な取り組みが行われていなかった。 また、複数の事業者の審査を担当した審査人にも、この画一的な取り組みに対し必要な指摘あるいは指導・助言を行わず、書類審査報告書と現地審査チェックリストの記録においてもまったく同じか類似した記述を繰り返していた」というのである。

 さらに「特定のコンサルタントが関与して審査人の選定を行っていたにも係わらず、『受審事業者からの指名』と称して審査を担当した審査人は、受審事業者とは直接の面識がほとんどなく、自分の居住・勤務する地域から遠く離れた地域の事業者の審査を担当するなど不自然な事例もあり、地域事務局とその判定委員会のチェックも適切さを欠いた」ことが指摘されている。

 一方、中央事務局も「受審事業者が適切にエコアクション21に取り組んでいるか、これを審査人が適切に審査しているか、担当事務局とその判定委員会が適切に判定を行っているかを確認すべきところを怠って、『画一的取り組みかつ不適切な審査・判定』である事業者の認証・登録を行った。」と強く弾劾されている。

 当然、関係した者への処分はなされたとのことであるが、このような事件がなぜ発生したのか徹底的に究明されたのだろうか。いろいろな見方も有ろうが、『認証取得』という事柄にだけに執着した事業者と『理念を持たない審査運営側の思案』がそのままだとすれば、まじめに本気で取り組んでいる人々に対して、なんと不届きで無礼なことであろうか。 ISO14001においても同様な事例が過去に発生したことがあるそうであるが、これでは、「負のスパイラルダウン」になりかねない。

 




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