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環境教育

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水と森と子供たち

環境教育 ナビゲーター 松原 弘直 (まつばら ひろなお) {プロフィール}

2008年05月08日

松原 弘直、中田 陽子、中城 秀典

■太田川清流プロジェクト
広島市で建築設計事務所を経営する環境プランナーERの中城秀典(なかしろひでのり)さんは、約5年間にわたり、環境サポーターとして、広島市水道局主催の「太田川清流プロジェクト」に参画しました。その貴重な環境情報をお聞きしました。


毎年、小学校4年生〜6年生約40人を公募し、年4回の活動を通じて『豊かな水を育む森の大切さ』『環境に対する思い』などを感じてもらうことを目的としたものです。水を保全する源流の森、浄水施設、ダム見学、太田川を遡りながら、さまざまなものを体感します。

★川の違いを感じる
太田川の下流から、中流、上流に上っていき、水の様子や水辺の生き物を調べ、違いを見つけます。下流は原爆ドームの直ぐそばの川辺、中流は浄水施設に汲み上げる堰のある川辺、そして、源流の森のある上流です。

「浄水施設では、浄化の仕組みの勉強や浄化実験も面白かったです。中流で汲み上げている水は、周りの住宅の生活排水などで、結構汚くて、こんな水飲んでいるのかと、ショックを受けていた子供たちがいました。でも、子供たちの楽しみは、やっぱり源流の森ある清流域ですね」。

★木に触る
木の葉や枝を取って、匂いを嗅いだり、口で噛んでみます。子供たちは『サロンパスの木』『つまようじの木』と名づけていました。

★土に触る
源流の森では、針葉樹林の土と、広葉樹林の土を触って、その違いを感じます。針葉樹林の土は、さらさらで、広葉樹林の土は、つぶつぶとした団粒状です。「ふわふわ度が違う」と、子供たちが違いを感じたところで、大人が説明します。段粒状の土には、微生物がたくさんいて、雨水がゆっくりと、ろ過されることを知ります。

★ウオータークライミング
川の水面を木が生い茂り緑のトンネルになっている中を歩きます。ライフジャケットを着用して、水の深いところを泳げない子供も一生懸命に渡ります。いつの間にか上級生が下級生を手伝っている姿に、大人たちは感動したといいます。

★源流に触れる
細い山道を登ってやっと源流にたどり着きます。霧のかかった森の木立からぱっと光が差し込んできたところに源流がありました。湧き出る水を口にふくんでみます。誰かが、山葵が自生しているのを見つけてきました。

★ホタルを見に行く
キャンプの夜に、ホタルを見に行きます。同じ川のほとりでも、ホタルのいる森、いない森があるのが分かりました。子供たちは、ホタルのいる場所といない場所では「森の匂いが違う」と言いました。そしてヒノキ(針葉樹)の匂いの森にホタルがいないことに気づきました。

★植林をする
コナラなどのドングリを春から自宅で育て、そのポット苗を、秋に源流の森に植えます。これから何十年、何百年と暮らす源流の森のどんな場所、どんな向きに立っていたいかを、子供たちは苗に聞きながら植えました。

★実験をする
川辺に透明の水槽を2つ置き、ある子供のソックスを洗います。ひとつの水槽では、食器洗い用合成洗剤、もうひとつの水槽では、純植物性の石鹸を使います。洗濯後に、魚を入れます。合成洗剤の水槽では、1分ほどで魚は浮いてしまいました。純植物性石鹸の水槽では、まったく変わらずに魚が泳いでいます。魚を川に放すと浮いてしまった方は、弱々しく泳いで行きました。

★大きな絵を描く
すべての体験を終えた後、模造紙に感じたことを描いて発表します。「山の源流の水を水道に引けばいいのに」とある子供が提案を出すと、「山から水を引くのは大変だよ。街の中に森を作ってしまえばいい。そうしたら、きれいな水ができるし、森と親しんで遊べるから楽しい」と他の子が意見を述べます。

環境サポーターはネイチャーゲーム等を準備していましたが、子供たちは、自然の中でカブトムシやサンショウウオを捕まえたりして、夢中で遊んでいたといいます。「広島の街の子供は、森で遊んだことがない子もいます。キャンプでは自分で拾った石を枕元に並べて眠り、持って帰ってもいいですかと聞くのです」。

「温井(ぬくい)ダムの見学もしましたが、例えば、世間ではダム建設に反対意見を持っている人もいますが、そういった大人の事情や環境問題などは一切話さず、子供たちが感じるままにしました。いかに子供たちが感じるかが大切で、大人の考えを教えるのではない、といったコンセプトです」。


中城さんの話を聞いて、ついつい植物の名前を教えたりしてしまう自分の姿勢を反省しました。中城さんが、プロジェクトに初めて関わったのが1999年です。そのときの子供たちは、今18歳〜20歳です。どのように成長したでしょうか。

・広島市水道局HP 水源レポート〜水のふるさとをたずねて〜
http://www.water.city.hiroshima.jp/story/report/index.html

 




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