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持続可能なまちづくり

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まち(地域)が直面している課題

持続可能なまちづくり ナビゲーター 中村 元則 (なかむら もとのり) {プロフィール}

2006年09月07日

持続可能なまちづくりとは、簡単に言えば、「現在も将来も、まち(地域)が直面する課題を継続的に改善していくことができるようなまちにすること」と言えるでしょう。

「まち(地域)が直面する課題」って、どういう課題があるのだろうか?
「まち」が出現してきた過程から考えて見ます。


■ “家”から“家庭”へ
私たちは、まちにある商店街、病院、役所、道路などを利用しながら日常生活をおくっています。少し歴史をさかのぼってみます。100年前の日本は、大きな家の中に養蚕や農作業など生産場所があり、家父長制度のもとで子育て機能も大家族の中に内包していました。その後、“家”は封建的だと解体され“家庭”が誕生しました。その“家庭”はやがて核家族化し、養蚕や農作業、子育て、家事、休息、食事など、家庭内で普通に行われていたことが、戦後の高度経済成長の頃から、家庭の外でお金を払って やったり、やってもらったりするようになりました。その結果、従来は家庭の主婦の仕事であった洗濯や掃除は、クリーニング産業や電化製品に代ったり、外食産業、教育産業、量販店などを発展させてきました。

■ “家庭”から“まち”へ
家庭の外に移転された諸機能は、やがて“まち”に根付き拡大されていきました。家庭生活のなかで充足できない機能を、まちに依存するようになったわけです。その後急速に進展する核家族化と都市への集中は、様々な集中抑制策や分散政策にもかかわらず、都市部の人口は約8割以上に達しています。その「家庭」機能が縮小化する一方、都市機能の発達と拡大は、巨大なオフィス街やショッピングセンターのほか、住宅団地、娯楽施設、医療保健施設などを生み出し、ひと・ものはますます都市へ集中し、都市は巨大化していきました。

■“まち”から“都市問題”へ
都市の巨大化の結果、現代都市は多くの都市問題を抱えています。
例えば、道路の交通渋滞、朝夕のラッシュアワーの慢性化、公共交通機関の衰退、増加する都市廃棄物、廃棄物処理施設の不足、水害等の都市災害・大規模地震への不安、都市犯罪の増加、子供の教育環境の悪化、子育て支援への不満、人口減少時代における都市問題、都市のヒートアイランド現象、環境負荷の増加、住環境の質的問題、土地買収費の高額化、税収の落ち込み、地方分権化と財政難、市町村合併問題、市民参加と合意形成、地場産業の不振、中小企業等の倒産・雇用不安、中心市街地の地盤沈下、高齢化と過疎問題など、多くの問題を抱えています。これらは、3大都市圏に特有の問題や地方都市に特有の問題もありますが、大なり小なり共通した問題もあります。
これらのまちが直面する課題を、継続的に改善していくことができるまちが、「持続可能なまち」と言えるでしょう。


<関連コンテンツ集>

・財団法人日本都市センター http://www.toshi.or.jp/
本センターは、昭和34年の財団設立以来、自主政策研究、受託政策研究を合わせて、すでに500余の報告書を発行しています。とりわけ、自主政策研究都市の行政組織改革や行政評価の研究をはじめ、行政管理、都市財政、政策法務、都市整備、廃棄物、地域福祉、景観等のアップツーデートなテーマが大半を占めています。平成18年のテーマに、人口減少時代の都市経営のあり方や団塊の世代が創出する地域活力に関する調査研究などがあります。

・総合研究開発機構(NIRA) http://www.nira.go.jp/menu2/index.html
本機構は、総合研究開発機構法に基づいて政府から昭和49年に認可された政策志向型の研究機関です。我が国及び国民全体の「総合力」の維持・強化、地域の再生・創造と市民社会などの課題に取り組んでいます。

・全国市長会 http://www.mayors.or.jp/
本会は、全国各市間の連絡協調を図り、市政の円滑な運営と進展、ならびに地方自治の興隆繁栄に寄与することを目的に明治31年に設立され、全国の市長をもって組織されています。自治体行政が戦後最大の転換を迎えている今日、行財政改革、税源移譲、市町村合併などのテーマに取り組んでいます。

・東京市政調査会 http://www.timr.or.jp/
本会の機関誌である「都市問題」(月刊)は大正14年に創刊し、第2次大戦末期から昭和25年初めまでの一時期を除いて発行を続けてきています。最近の特集テーマは、行財政問題のほか産業・経済・住宅・環境・福祉・教育など各分野にわたって時代に即したテーマをとりあげています。

・書名「日本の都市問題を考える」、太田・中島編著、ミネルヴァ書房、2000年
現代の大都市が抱える様々な問題について学際的な見地からアプローチし、国民が真に「豊かさを」享受できる快適な魅力ある都市づくりのための処方箋について多面的に論じたものです。神戸国際大学経済文化研究所の研究成果を取りまとめたもの。

・書名「21世紀の都市を考える」、宇沢・国則・内山編、東京大学出版会、2003年
現代を代表する各分野の論者が、より人間的な都市の魅力を確保するために果たさなければならない社会的共通資本としての都市の課題について考察しています。

・書名「都市問題読本」、磯村著、ぎょうせい、1991年
社会学者、都市学者として著名な磯村英一氏の都市をテーマに書き綴ったまちづくり日記、散歩日記とも言えるもので、軽妙で自由闊達なの人となりを感じることができます。昭和末から平成初期にかけての都市問題を現代の都市問題と比較しながら読むのも面白い読み方です。

・書名「都市問題事典」、磯村編、鹿島出版会、1980年

・書名「都市問題の系譜」、磯村著、東海大学出版会、1982年

 




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