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持続可能なまちづくり

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三国湊の再生物語「再生のための“大イベント”開催」の巻

持続可能なまちづくり ナビゲーター 中村 元則 (なかむら もとのり) {プロフィール}

2008年08月18日

前記事からの続き
前記事では、“熱い三国湊”が再生した背景に、一人のふるさとを想う熱き心を持った人がいたことを紹介した。今回は、再生への道のり(第一期から第二期まで)を紹介する。

再生の過程を、3つの時期に整理した
三国湊再生の経過を、3つの時期に分けてみた。(図表参照)
第一期は、森田銀行の取りこわしを阻止した平成7年まで
第二期は、「みくに歴史を生かすまちづくり推進協議会」が結成された平成13年まで
第三期は、「みくに湊魅力づくりプロジェクト実行委員会」が結成され、プロジェクトが実施された平成16年から18年を含んだ現在まで


第一期
(旧森田銀行の取りこわしを阻止した平成7年まで)

繁栄してきた三国湊を代表とする豪商であった森田家は、時代の移り変わりを察知し、明治27年に銀行業に転換し、大正9年に森田銀行本店を開店した。
昭和になって福井銀行と合併した後、旧森田銀行本店は、昭和46年まで福井銀行三国支店として利用されてきた。
その旧森田銀行本店の外観は、西欧の古典主義的なデザインであり、壁面は焦げ茶のタイル張り、細部装飾に擬石を使用している。窓の巻上式シャッターの採用に当時の先進性が窺える。(写真参照)
また内部は、木と白漆喰の彫刻を基調にデザインされ、特に営業室吹き抜け天井の漆喰仕上げ中央飾りが圧巻である。

立ち上がった住民たち
寺岡さんが、平成4年に「きたまえ三国」という観光ボランティアガイドの会を立ち上げた頃は、商工業や農林漁業、文化活動など様々なイベントが、それぞれに繰り広げられている状況だった。
ところが平成5年に、これまで倉庫として利用されてきていた旧森田銀行をめぐり、大事件が起きた。
「なんと、取り壊され、駐車場になる!」 という。
驚いたのは、住民たち、それも、まちなか観光を目指した観光ボランティアガイドや、町並み保存を目指して活動してきた住民たちであった。
あわてた住民たちは、急ぎ、取り壊しに待ったをかけた。そして、自分たちで検討委員会を立ち上げ、どのくらい修繕費がかかるのかを見積もる行動に出た。
福井県内最古の鉄筋コンクリート造りとして、質の高いデザインを誇る旧森田銀行は三国の宝物である、という認識のもとに町議会も動かし、総額2億3,000万円の費用を引き出すことに成功した。

第二期(「みくに歴史を生かすまちづくり推進協議会」が結成された平成13年まで)
その後、不幸にも平成9年のナホトカ号の重油流出事故がおき、翌年には、風評被害となって、それまで伸びてきた観光入り込みに大きな影響を与えた。
だが、そうした事態にもめげず、講演会を開催。
会場で「個々バラバラの活動を一同に介して、何か取り組もうではありませんか!!」と、寺岡さんの呼びかけが功を奏し、平成13年に「みくに歴史を生かすまちづくり推進協議会」が結成されていった。

協議会主催で、大イベントの開催が実現
その「みくに歴史を生かすまちづくり推進協議会」のもと、“みくに漫遊実行委員会”が開催され、それまで、商工業や農林漁業、文化活動など、個別に実施されてきた様々な活動が、「エコツアー」、「北前ストリーム」、「開湯10年記念事業」等の取組みとして統合され、大きなイベントとして開催された。
統合され実施した大イベントは、人々の注目を集め、観光客は大きく増加しはじめる。そして、観光ボランティアガイドが案内した観光客は、ついに5,000人を突破する。
(次回へ続く)


参考URL:
● 旧森田銀行本店の保存・活用
http://pw.fuku-e.com/furusato/furusato/report/13mikuni/index.html

● 「ナホトカ号の重油流出事故」の影響については、下記の福井県環境情報処理システム「みどりネット」の検索キーワードに、「ナホトカ号の重油流出事故」を入れ検索すると、水質・底質、自然、水産等、様々な環境問題が発生したことがわかる。
http://www.erc.pref.fukui.jp/ (福井県環境情報処理システム「みどりネット」)
また、「ナホトカ号の重油流出事故」の発生により、海上輸送に伴う環境問題に注目が集まり、国際海事機関(IMO)がタンカーの2重底化などの安全規制を強化する、きっかけともなった。

 




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