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リサイクル ナビゲーター 有岡 義洋 (ありおか よしひろ) {プロフィール}
2007年06月25日
リサイクルを広く「資源循環の仕組み」と捉えた場合、取組むべき順に「リデュース(発生抑制)」→「リユース(再使用)」→ 「リサイクル(再利用)」といわれます。これは、「循環型社会形成推進基本法(2001年1月施行)」で明示されました。
さて、こうした理念をビジネスの現場ではどのように実践していけばいいのでしょう?
ある通販会社の方よりご相談がありました。「取引先より輸送時の簡易梱包を強く要請され、やむなく試してみたが、納品時の商品損傷が激しく、販売不能になる場合が少なくない。どうしたらいいか。」とのこと。
簡易梱包は輸送時の包装材が大幅に省けるため、資源浪費の環境負荷低減と包装材にかかるコスト削減の理由から、最近導入される事例が増えています。取引先や顧客の環境志向が高まり、こうした要望が高まることで、梱包材の使用・廃棄量が減少し、「リデュース」が進むのは望ましいことですよね。でも・・・
上記の様に、それが原因で商品ロスが増えるのではあれば、なんだか本末転倒・・・ですよね。
1.詰め替えパック商品など壊れにくいパッケージの商品を提案する
2.リユース(再使用)可能な梱包材の採用
3.やむを得ず使用した梱包材の分別排出によってリサイクル(再利用)促進
などによって環境負荷の低減を図ることが可能です。
「リデュースが望ましいから」といって、ただちに要求された手法を採用するのではなく、そのデメリットも十分に考慮した上で、 全体最適の視点から、環境面・経済面において総合的なメリットが最も発揮できる方法を選択する必要があります。「リデュース」だけではなく、「リユース」や「リサイクル」も組み合わせる柔軟な発想が有効です。
そのためには、自社だけの検討では困難な場合が少なくありません。上記の場合でも消費者や納入先などの理解と協力が必要不可欠です。
この協業を進める上で大切なのは、社会全体で以下の3要素を実現していこうとすることだと思います。
(A)共通の目的(「できるかぎり環境負荷を減らそう!」という使命感)をもつ
(B)協働の意識(「協力しあっていこう!」という思いやり)をもつ
(C)コミュニケーション(「互いの事情や考えをオープンに交流しよう!」という姿勢)をとる
「取引先に要求されたので」という受身姿勢のみならず、積極的に協力を働きかけてみましょう。その際に「自社事情の説明」に終始するのではなく、「共通目的」に訴えましょう。きっと協力していただけるはずです。
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