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「茅場の視察とカヤ刈り体験」に参加して

自然環境 ナビゲーター 中田 陽子 (なかだ ようこ) {プロフィール}

2007年12月19日

中田 陽子、上原 健

10月27日(土)、28日(日)の二日間、群馬県みなかみ町藤原地区で開催された「茅場の視察とカヤ刈り体験」に初めて参加させていただきました。知人の代理参加だったのですが、もともと人の生活と自然環境の係りに関心があったので、とても有意義な二日間でした。

初日は、季節外れの台風20号の影響か、降りしきる雨でずぶぬれになったのでとても快適とは言えませんでしたが、郷土館や改修途中の雲越家で説明を受け、入会の森を歩くことができ、期待にたがわず、豪雪地帯の暮らしぶりや茅場と里山から得られる豊かな自然の恵みを垣間見ることができました。また、宿泊先の葉留日野荘の熱めの温泉はとても気持ちよく、懇親会ではおいしいお酒をたっぷりいただき、話もはずんで言うことありません。二日目は、一転雲ひとつない快晴、周辺の山々の驚くほど鮮やかな紅葉に包まれ、すっかり観光気分。物見遊山の行事参加者には本当に満ち足りた小旅行でした。

一方、限界集落といわれる藤原地区のこれからを考えると、そう悠長なことは言っていられません。地域の人々の暮らしと里山を保全するには課題山積みであることは想像に難くなく、藤原地区の住民と森林塾青水の皆さんのご苦労が察せられました。

家に帰ってウェブサイトを拝見すると、森林塾青水は「地元住民や行政と連携し、先人や古老の知恵に学びながら里山の生態系や景観の保全、奥山集落全体のエコミュージアム化による活性化等に尽力。」した功績により「自然環境功労者環境大臣賞」を受賞されたということですが、これからも野焼きや茅刈り、生き物調査、旧道の復旧作業といったその都度都市からの参加者を募る型の年間行事だけで、集落を活性化し続けることはたいへんだと思います。実際、首都圏から藤原地区に足を運ぶには時間もお金も掛かります。清水さんからも参加者を集める苦労、天候との兼ね合いで行事の日程を設定する難しさを伺ったところです。

もし行事を通じて人を集めたいのであれば、懇親会のときに清水さんに提案したのですが、例えば○○(企業名)杯「茅刈り選手権」のような形態にして、広報や人集め、参加者の旅行手配などをスポンサー企業にやってもらってはどうでしょう。イメージを高めたい企業にとっても単なる寄付より協力しやすいのではないでしょうか。

ただ、集落の活性化を目的にするなら、最終的にはやはり産業、住民の生計を成り立たせる生業のことを考えないわけにはいきません。しかし、スキー場、ゴルフ場、温泉宿、別荘分譲・・・これら既存の事業を梃入れするには資金が必要ですし、自然環境を損なう可能性も大きい。それに普通にやっていては常に他の地域との厳しい競争にさらされます。

「集落全体のエコミュージアム化」が鍵になるのでしょうか。そもそもエコミュージアム化は可能?私には正直なところよくわかりませんが、他と比べて一番安い、施設が一番立派といったことを売りにする、いわゆるナンバーワン路線はまず無理でしょう。莫大な資金力が必要です。そうなると、取り組むべきはやはりオンリーワン路線です。

特産物の販売を考えても、やはりオンリーワン路線の派生形のニッチ(隙間)ビジネスで新たなビジネスモデルを確立したいところです。都会の料亭などに葉っぱを売って今や年商2.5億円と言われる徳島県上勝町の「葉っぱビジネス」がひとつのモデルでしょうか。

オンリーワン戦略の成功の鍵は目の付け所とその事業にかける「思い」の強さと言われています。都会の人たちが「藤原に行かなければダメなんだ」「あれは藤原のものに限る」というものは何ですか?森林塾青水の皆さんは、村の人たちとのこれまでの交流で、村の人たちには当たり前でも都会の私たちにはとても新鮮だったり、驚きだったりする自然環境やモノ、技術や技能、心遣いやコミュニケーションをすでに知っているのではないでしょうか。そこに藤原の暮らしと自然を守っていきたいという人たちの「思い」を乗せると、入会の山が、上ノ原のススキ原が地元の人たちのコモンズであるだけでなく、地元の人と都会私たちが共有するコモンズとして多くの人たちの共感を得られるのではないでしょうか。


なんだかとても小難しい話になってしまいました。すみません。でも、森林塾青山の皆さんなら自ら楽しみながらいろいろなアイディアを出して、それを実現していかれるのではないでしょうか。私も来年の春、仲間を誘って野焼きに参加したいと思います。

 




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